Agent Memories
← OpenAI最新情報

OPENAI SEARCH INSIGHT

2026.09.03 / OpenAI最新情報

OpenAI、ChatGPTのメモリ機能を拡充 会話履歴の参照を設定で管理

Agent Memories編集部による非公式記事「OpenAI、ChatGPTのメモリ機能を拡充 会話履歴の参照を設定で管理」。OpenAIとの提携・承認はありません

この記事で分かること: ChatGPTのメモリ機能が何を記憶し、会話履歴の参照や削除、Temporary Chatをどう使い分けられるのかを知りたい。

OpenAIは、ChatGPTが利用者との会話内容を記憶し、次回以降の応答を個人向けに調整する「メモリ」機能と管理設定を案内しています。利用者は、保存されたメモリと会話履歴の参照を設定から切り替えられ、記憶内容の確認や削除もできます。

繰り返し伝える手間を減らしたい人には便利な機能ですが、記憶させたくない相談にはTemporary Chat(一時チャット)を使うことが重要です。削除したチャットとメモリは別に扱われるため、情報を消したい場合はメモリの管理画面も確認する必要があります。

OpenAIが説明するChatGPTメモリの仕組み

メモリは、ChatGPTが過去のやり取りから利用者に関する情報や好みを把握し、将来の会話に生かす仕組みです。たとえば、議事録で好む構成、文章のトーン、仕事で使うプログラミング言語などを踏まえ、毎回同じ前提を入力しなくても回答を調整できるようにします。

OpenAIによると、メモリは利用者が「覚えて」と明示して保存させることも、会話からChatGPTが関連する情報を取り込むこともあります。利用を重ねるほど、その人に合わせた会話がしやすくなるという位置付けです。

2025年4月の更新では、メモリは二つの方法で働くと説明されました。一つは利用者が保存を求めた「保存されたメモリ」、もう一つは過去の会話から得た情報を今後の応答に使う「会話履歴」の参照です。

何が変わるのか――過去の会話を応答に反映

会話履歴の参照が有効な場合、ChatGPTは以前のチャットで得た文脈を使い、より関連性の高い回答を目指します。これは、単一の会話スレッド内だけでなく、過去の会話で共有した好みや状況を踏まえた応答につながる機能です。

OpenAIは2025年6月、無料利用者向けにもメモリ改善の提供を開始すると更新しました。無料利用者向けは会話間の短期的な連続性を提供する軽量版であり、PlusおよびProでは利用者をより長期的に理解するメモリを提供すると説明しています。

ただし、これはOpenAI公式記事に記載された機能説明と更新内容です。個々のアカウントで実際に利用できる設定や表示は、利用プラン、地域、段階的な提供状況などによって異なり得るため、ChatGPT内の設定画面で確認するのが確実です。

まず確認したい設定と削除の方法

メモリを使うかどうかは利用者が管理できます。OpenAIは、設定内で「保存されたメモリ」または「会話履歴」の参照をいつでもオフにできるとしています。以前からメモリを無効にしている場合、過去の会話は標準では参照されません。

公式記事では、メモリ全体のオン・オフは「Settings(設定)>Personalization(パーソナライズ)>Memory(メモリ)」から操作できると案内されています。メモリをオフにしている間は、新しいメモリの作成も、既存メモリの利用も行われません。

特定の情報を忘れさせたいときは、会話中にChatGPTへ変更や削除を求める方法があります。設定の「Manage Memory」では、個別のメモリの閲覧・削除、すべてのメモリの消去もできます。何を記憶しているかは、ChatGPTに直接尋ねることも可能です。

注意したいのは、チャットを削除しても、その会話から作られたメモリは自動では消えない点です。会話一覧から履歴を消しただけで完了と考えず、必要に応じてメモリ自体も削除してください。

記憶を使わないTemporary Chatの使いどころ

会話をメモリに利用したくない場合、OpenAIはTemporary Chatの使用を案内しています。Temporary Chatは、メモリを使用せず、メモリを更新もしない会話のためのモードです。

公式説明では、Temporary Chatでの会話は履歴に表示されず、モデルの学習にも使われません。たとえば、一度限りの下書き、普段の好みと結び付けたくない相談、継続的な文脈が不要な質問では、このモードを選ぶ意味があります。

Temporary Chatは「履歴に残さない・メモリを使わない・メモリを更新しない」会話向けです。一方、普段から使う文体や仕事の前提を反映させたい作業では、通常のチャットとメモリ設定を見直す使い分けが考えられます。

カスタム指示との違いと仕事での利用

ChatGPTには、回答方法や利用者について明示的に伝える「カスタム指示」もあります。OpenAIは、明確に決めておきたい情報や指示はカスタム指示へ入力し、会話の中で共有した関連情報はメモリで扱うという使い分けを示しています。

例えば、「常に箇条書きで答える」「結論を先に書く」といった固定的な希望はカスタム指示に向きます。対して、会話の中で判明したプロジェクトの背景や、繰り返し現れる表現上の好みは、メモリが応答の調整に役立つ可能性があります。

OpenAIはTeamおよびEnterpriseの利用者について、文体、形式、コーディング環境などの好みを記憶することで、仕事を効率化できると説明しています。これらのワークスペース内のメモリなどの情報は、モデル学習から除外され、Enterpriseの管理者は組織全体でメモリをオフにできます。

プライバシーで知っておくべき注意点

メモリは便利である一方、会話で共有した情報が将来の応答に影響する可能性があります。OpenAIは、メモリに伴うプライバシーと安全性の課題を考慮し、健康情報などのセンシティブな情報を、利用者が明示的に求めない限り積極的に記憶しないよう取り組むと説明しています。

また、OpenAIはChatGPTに提供されたコンテンツやメモリを、モデル改善のために使用する場合があるとしています。これを望まない場合はData Controls(データ管理)で無効化できます。メモリの設定と、モデル改善へのデータ利用に関する設定は別途確認することが大切です。

日常的には、住所、健康、勤務先の機密情報、第三者の個人情報などを入力する前に、その情報を継続的な文脈として扱わせたいかを考えましょう。不要であれば、Temporary Chatを選ぶか、メモリをオフにしてから会話を始める方法があります。

Agent Memories編集部の考察

編集部としては、メモリは「毎回同じ前提を書く負担」を減らす実用的な機能だと考えます。特に、文章作成の形式、学習計画、継続中の作業の前提など、利用者自身が繰り返し伝えている内容では効果を感じやすいでしょう。

一方で、便利さは記憶の範囲を理解してこそ生かせます。保存されたメモリと会話履歴の参照は別の項目であるため、単に「メモリを消した」と考えるのではなく、どちらが有効か、何が残っているかを定期的に点検する運用が現実的です。

おすすめは、固定ルールをカスタム指示に整理し、継続作業で役立つ情報だけをメモリに任せることです。機微な話題や単発の相談はTemporary Chatへ分けると、利便性と情報管理を両立しやすくなります。

よくある質問

ChatGPTが何を覚えているか確認できますか?

できます。OpenAIは、ChatGPTに直接「何を覚えている?」と尋ねる方法と、設定のメモリ管理画面で確認する方法を案内しています。不要な内容があれば、個別に削除するか、すべてのメモリを消去できます。

会話を削除すれば、記憶された内容も消えますか?

いいえ。公式記事では、チャットの削除はメモリの削除を意味しないと説明されています。会話由来の情報を消したい場合は、チャット履歴の削除に加え、メモリ管理画面で該当メモリを削除する必要があります。

メモリを完全に使わずに相談できますか?

できます。設定でメモリをオフにすると、メモリの作成と利用を停止できます。会話ごとに記憶を使いたくない場合は、Temporary Chatを利用できます。Temporary Chatでは会話が履歴に残らず、メモリにも使われません

カスタム指示を使っていれば、メモリは不要ですか?

目的が異なります。カスタム指示は、回答形式などを利用者が明示的に指定するためのものです。メモリは、会話で共有された関連情報を将来の会話に反映する仕組みです。どちらか一方だけでなく、共有したい情報の性質に応じて使い分けられます。

まとめ

OpenAIのChatGPTメモリは、保存されたメモリと会話履歴の参照を通じて、会話をより個別化する機能です。利用者は設定から参照をオフにでき、記憶内容の確認・変更・削除も行えます。

今日から使うなら、まず設定でメモリの状態を確認し、不要な記憶がないか見直すとよいでしょう。継続作業ではメモリやカスタム指示を活用し、記憶させたくない内容ではTemporary Chatを選ぶことが、ChatGPTを自分の意図に沿って使う基本になります。

公式出典・確認日

OpenAI公式情報を2026-09-03時点で確認しています。提供範囲・料金・画面は更新される場合があります。

新しいAIへ乗り換えても、自分の前提や判断を持ち運べる状態をつくる。Agent Memoriesは、記憶をスキルや外部ツールへつなぐAIパートナー基盤を育てています。

AIエージェントの記憶を知る Agent Memoriesを見る

本カテゴリはMiraigent / Agent Memoriesによる非公式編集記事です。OpenAIとの提携・承認・後援を示すものではありません。