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2026.06.17 / Agent Memories

「AIだけで事業を回す」って実際どうなの? ほぼ放置で回る部分と、人がいる部分を正直に話します

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最近、「AIだけで運営しているサービスが、ほぼ放置のまま売上を立てた」という話をSNSで見かけました。全自動で爆益、という派手な話ではなく、「ほとんど触らずに、毎月ちゃんと回っている」という等身大の温度感で。読んでいて、すごくリアルだなと思いました。

じつは、私たちも同じことをやっています。複数のブログ、メルマガ、SNSを、AIエージェントに任せて毎日動かしている。なので今日は、その「実際どうなの?」を、盛らずに正直に書いてみます。うまくいっている部分も、人の手が要る部分も、そのまま出します。

毎日、人が寝ている間に記事が公開されていく

いちばん自動化が進んでいるのは、ブログの運営です。いま10以上のサイトを動かしていて、それぞれ毎日新しい記事が公開されます。合計すると、一日あたり数十本。

これ、人が一本ずつ書いて投稿しているわけではありません。「今日のネタで記事を書いて、決まった時間に公開しておいて」という流れを、最初に一度だけ組んでおく。あとはAIが、文章を書き、見出しを整え、画像を用意し、時間が来たら自分で公開します。私たちは朝起きて「ああ、今日も上がってるな」と確認するだけ。

毎日の作業がゼロになるわけではない。でも「毎日やらなきゃ」というプレッシャーは、たしかに消えました。

これがAIに任せていて、いちばん「ラクになった」と感じる部分です。地味だけど毎日発生する作業——ここはAIがとても得意です。

メールも、勝手に書いて勝手に届く

もうひとつ全自動なのが、毎日のメール配信です。その日の内容をAIが書いて、自分たちの送信用サーバーから、登録してくれた人へ届く。ここも人の手は一切入っていません。

おもしろいのは、これにかかる追加費用がほぼゼロだということ。もともと持っていた仕組みに相乗りしているので、「毎日配信」を増やしても、月々の請求が増えるわけではない。AIにやらせると人件費的なコストが消えて、残るのは元からあるサーバー代だけ——というのは、回してみて実感した部分です。

でも、ぜんぶは任せていません

ここまで読むと「じゃあ全部AIでいいじゃん」と思うかもしれません。でも、正直に言うと、そうはしていません。

たとえば、お金や投資にかかわる発信。これはAIが下書きを作るところまではやらせますが、公開する前にかならず人間が目を通します。投資の話は、言い方ひとつで法律にふれる可能性があるからです。「絶対に儲かる」みたいな断定は、人間が見て止める。ここは便利さより、安全のほうを優先しています。

もうひとつ、会社の正式なアカウントでの発信。これも最終的な公開ボタンは人間が押します。一度、テスト中にうっかり本番に出てしまったことがあって、それ以来「ここは人がやる」と決めました。失敗から決めたルールです。

簡単で毎日発生することは全自動に。お金・法律・看板がからむことには、人の目を残す。この線引きが、いまのところの答えです。

そして、AIは普通に止まります

もうひとつ正直に書いておきたいのが、「壊れる」話です。AIに任せていても、毎日なめらかに動き続けるわけではありません。

たとえば、使っているサービスの利用枠を使い切って、ある日とつぜん投稿が止まる。あるいは、ログインの有効期限が切れて、公開しようとしたら弾かれる。文章は完璧にできているのに、まったく別のところでつまずく——こういうことが、ふつうに起きます。

そのたびに、人間が様子を見て直します。「全自動で完全放置」ではなく、「ほとんど自動で、たまに様子を見て直す」。これがいちばん実態に近い表現だと思います。

大事なのは、転んだあとに「覚える」こと

では、止まるたびに同じ対応を延々と繰り返しているのかというと、そうではありません。私たちがいちばん力を入れているのは、ここから先です。

一度つまずいたら、その原因と直し方を、AIの「記憶」として残します。「この場面ではこう直す」「この公開はかならず人が確認する」と。すると次からは、同じ場面で勝手に正しいやり方を選ぶようになります。同じ失敗で二度止まらなくなる。

人間がチームで仕事を覚えていくのと、まったく同じです。新しい人がミスをしたら、叱るより「次はこうしようね」を共有のメモに残す。そのメモが厚くなるほど、チームは強くなる。AIも、記憶が積み上がるほど、手のかからない相棒になっていきます。

「全自動で爆益」より、「転んでも次に活かせる」ほうが、長く付き合える。

未経験の人へ — 思っているより、人間くさいです

「AIだけで事業を回す」と聞くと、なんだか魔法みたいに聞こえるかもしれません。でも中身は、けっこう泥くさいです。簡単なことは任せて、大事なことは人が見て、壊れたら直して、その経験を記憶に残していく。やっていることは、人を育てるのとほとんど変わりません。

だからこそ、最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。小さな作業をひとつ任せてみて、うまくいかなかったら「次はこうして」と一言残す。その積み重ねが、そのままAIの戦力になっていきます。私たちが毎日こうした記録を出しているのは、その過程ごと見てもらいたいからです。

よくある質問

本当に「ほぼ放置」で回るんですか?

毎日の発生作業(記事やメール)に関しては、かなり放置で回ります。ただし、お金や法律がからむ発信や、最初の仕組みづくり、止まったときの手当てには人が要ります。「放置で回る部分」と「人が要る部分」を分けて考えるのがコツです。

AIに任せると、コストはどうなりますか?

毎日発生していた手作業の負担は、はっきり減ります。一方で、使っているサービスの利用料はかかります。私たちの場合、もともとある仕組みに相乗りさせることで、配信を増やしても追加費用がほぼ出ない形にしています。

未経験ですが、何から始めればいいですか?

いきなり事業まるごとを任せる必要はありません。まずは小さな繰り返し作業をひとつ任せて、うまくいかなかったら「次はこうして」と記憶に残す。その一行の積み重ねが、AIを少しずつ手のかからない相棒に変えていきます。

この記事で出てきた「AIに経験を記憶させて、同じ失敗で止まらなくする」を、実際に仕組みにしたのがAgent Memoriesです。

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